民泊は、他の宿泊施設に比べてトラブルは多め。適切、冷静、スムースに対応するためのコツとは?

設備損傷、紛失の際の請求方法

スタッフが常駐しているホテル・旅館に比べると、民泊はどうしてもトラブルが多くなる傾向があります。
その筆頭が設備の破損、損傷、紛失といった類の事故です。文化の異なる外国人訪日客の利用がほとんどですから仕方ない面もありますが、やはり密室空間独特の雰囲気から気が大きくなり、物などを壊してしまう事件も起きています。
事故が起きてからアタフタしてチェックアウトを迎えてしまうと、宿泊客とのやり取りはしづらく、またはできなくなります。
ある程度は想定内と捉え、対応方法の選択肢を考察してみましょう。

民泊ホストのほとんどが利用するAirbnbの 手厚くキメ細やかな保証制度は必見!

Airbnbは手厚い保証について

今後に民泊の開業をお考えの方も、仲介サイトであるairbnbに登録される方がほとんどでしょう。
それに、ホスト・ゲストともに安心な保証制度が設けられいています。
要点は以下の3つ。

  1. 設備などを不意に損傷・汚染させてしまった際における改善のための「保証金」
  2. 保証金を超える被害が発生した場合や保証金がない場合に、最高約1億円まで補償する「ホスト保証」
  3. 第三者に財物破損・人身傷害で賠償請求された場合、第一次賠償責任保険として補償される「ホスト補償保険」

この中で1が最も利用される機会が多いのではないでしょうか。
手続きをairbnbに任せると手間が省けるだけでなく、チェックアウト後の連絡手段もキープできるのは大きな強み。
万が一、加害者側との交渉がこじれても、airbnbが仲裁に入る流れになっているため安心ですし、何より抑止力としての効果が期待できます。

Airbnbなどの仲介サイトでは保険も用意されています。
直接の交渉は難しいし、立場的に気が引けるホストにとっては強い味方になるに違いありません。
あくまでビジネスですから、他者による損失を自らが被るのはおかしな図式です。
不意の事故にも冷静に対処しましょう。