民泊運営において最も費用が嵩むのは初期費用。部屋に広さを求めると敷金もそれなりに…

民泊開業前に必要な初期費用は?

高級家具・家電に手を出さないなら、民泊運営のおける最も高いコストは部屋の契約金になるでしょう。
近年ではオーナーの許可が得られた「民泊用賃貸物件」も登場しています。できるだけコストを抑えたい方はチェックしてみて下さい。
ここで賃貸における契約金額の目安をおさらいしましょう。
敷金・礼金・仲介手数料などの合計は、家賃✕5が大まかな基準。
それよりも価格が下回る物件は、築が古い、治安がわるい…などの理由が考えられます。
ご自身は気にしなくとも、お客を招く部屋として適してるとはいえません。
また、長期的な運営を計画する上で、強度・防音性もじっくりと注視すべきです。
初期投資は出し惜しみしない方が得策。後々にツケが回ってくると、運営に支障をきたすことにもなりかねません。

23区内における平均的な相場はご存知の通り。 しかし、意外な穴場もピンポイントに点在!

初期費用の目安【東京編】

東京は民泊可能物件が急増中で、価格相場もしばらくは不安定な状況が続きそうです。
部屋の広さは、カプセルホテルとの競合が避けられる3人以上対応の面積が理想的といわれています。
それでも、東京では低コストである1LDKで始められる方が多いようですね。
その賃料の相場を見ると…
  • 新宿区…18万円
  • 渋谷区…20万円
  • 豊島区…13万円
以上が副都心エリアの目安。
豊島区は池袋駅を擁する地域。
新宿・渋谷よりもグッとコストを抑えられそうです。
その他のエリアに目を向けると…
  • 足立区…9万円
  • 葛飾区…9万円
といったように、都心から離れるごとに価格は下落します。
初期費用は賃料✕6前後と捉えておけば間違いはないでしょう。
ただし、今後の安定した運営を考慮した選択が大切です。
安物買いの銭失いにだけはならないようにしましょう。

低相場でも魅力的な地域がいたるところに。環状線内でなければ…という思い込みは一切不要

初期費用の目安【大阪編】

爆買いの聖地・心斎橋を擁する大阪も賃貸転用可能な物件が急増中です。
主要観光地への交通が発達しているエリアだけに、お手頃な住宅地も選択肢に入れる価値は十分にあります。
間取り別に見てみると…

1LDK…北区=10万5000円・中央区=11万円・住之江区=6万円・堺市中区=5万8000円

2LDK…北区=13万3000円・中央区15万1000円・住之江区7万2000円・堺市中区6万8000円

3LDK…北区=15万7000円・中央区=15万3000円・住之江区=9万1000円・堺市中区=7万3000円


以上が相場感です。
ちなみに北区は梅田を擁する地域、中央区は心斎橋・難波を擁する地域、住之江区は都心へのアクセスが容易な南のベッドタウン、堺市中区は堺市の中心エリアです。
住之江・堺市中区はいずれも難波まで10~20分ほどの至近の地域ですが、価格はお手頃です。
このような穴場が無数に点在していますので、じっくりとご検討されることをオススメします。

賃貸物件の初期費用の相場は地域によって異なります。
当サイトでは大阪・東京を例に挙げていますので、ぜひご参照下さい。
今後、民泊の拡大による部屋の買い上げが進めば相場の向上も考えられます。
参入の意志が固まっているなら、行動は早めが善です。