雑費も合せると毎月の経費もそれなりの額に…。低稼働率になりがちな開業初期はちょっと大変かも?

毎月かかる経費の目安は?

民泊は低コストで運営できることには違いありませんが、家賃+αでいけると考えるのは早計です。
そもそも、最初の想定よりも家賃が高い…とおっしゃられる方が実に多いようです(それが正解だと思います)。
毎月の経費で最も高い割合となるのは、賃貸なら家賃、持ち家の場合はローンや税金・保険料関連でしょう。次点に光熱費・通信費。
そして、代行手数料も忘れてはなりません。
それ以外にも、運営すると細かな出費が色々とあります。
1ヵ月に7割以上稼働すると考えるなら、ほぼ1人分(部屋の対応人数)の1ヵ月の生活費が必要…と推測できます。
じっくりとイメージをして、細かな雑費まで割り出して計画を立てましょう。

ランニングコストだけで首が回らないなら再考の余地あり。 新サービスを展開するならその投資分も想定して…!

大まかなコストの例

家賃・光熱費以外にも出費は無数にあります。忘れがちなのが通信費。
現在はネット環境(できればWi-Fi)は必須と考えておきたいところです。
その他、掃除用具も数千円単位を想定。来客のための準備ですから、ある程度費用は膨れ上がります。
その他、飲食物代、寝具などの備品代などが代表的なところです。
私の知り合いのケースを一例として上げると、2LDK10万円の物件を8割で稼働させた場合、経費は16~21万円で推移しているようです。
知り合いの場合は観光ガイドもサービスに加えており、このときのガソリン代も経費として加えているとのこと。
なお、代行業者に依頼するのであれば、前述した費用も含めた価格を支払うケースがあります。
作業自体はもちろん、計算の手間が省けるのが代行業者のメリットです。
多忙なホストの方なら検討される価値は十分にあります。

出費の計画はできるだけ緻密にすることがキモ。
ツメの甘さは二度手間の原因となるだけでなく、トラブルを引き起こすキッカケにもなります。
面倒臭がらずに、計算機を片手に想定される出費を計算してみましょう。