民泊ビジネスが一部の業者によって営まれていた以前に比べると、現在は多くのエリアで稼働率に変動が出てきました。
そして「繁忙期」と「閑散期」が年を追うごとに明確化されていると感じます。
閑散期は、ほぼどの業界にも存在するものですから、客足に一喜一憂する必要はありません。
閑散期だからこそできることを一つひとつ冷静にこなすことが大切です。
もちろん、その中には次の繁忙期をどう効率的にさばくか?といった戦略の準備も忘れてはなりません。
都市規模が似ているとシーズナルパターンにも共通点が。 要点を抑えるとともに、エリアごとの繁忙期も加味して!
基本的なシーズナルパターン
同じようなロケーションである名古屋も傾向は似たようなものだと推測されます。
- 春
- 3月中旬以降に徐々に復調の兆しが見られます。
そして、4月~GW後半にかけて高稼働率になります。
桜の名所が点在するエリアは特に好調です。GW中は日本人の利用も期待できます。 - 初夏
- GWが終わりから梅雨明けにかけて閑散期となります。
- 夏
- 梅雨明けとともに徐々に復調し、7月後半から一気にピークシーズンに突入します。
各地で行なわれるイベントで変動しますので、あらかじめチェックしましょう。
特に花火大会、祭りなどを目当てとする訪日客が多いようです。 - 秋
- 9月以降は魅力的なシーズンにもかかわらず、ピークシーズン直後とあって稼働率は下火傾向にあります。
11月中旬から少し上昇しますので、それまでの間にPRツールの作成や家電のメンテナンスなどを済ませておきましょう。 - 厳寒期
- クリスマス前から右肩上がりとなって年末年始にピークを迎えますが、ほんの1~2週間程度。
十日えびすを過ぎたあたりに向かって急激な下がり傾向となり、閑散期に突入します。
期間は3月中旬までと長期に渡るため、1年で最もハードな時期といえます。