宿泊客との出会いも楽しみだけど、あくまでビジネスが前提。高稼働率をキープさせるために実践したいこととは?

予約・稼働率を高めるためのコツ

予約率向上の秘訣については他の記事でも少しずつご紹介してきましたが、再考察してみましょう。
もし、稼働率のみに着目するなら価格を下げると向上するはずです。
ただ、安請け合いするより、単価を高めに設定したいと思われるのは当然の話。
だからこそ、「宿泊料が比較的高価でも泊まりたいと思わせる魅力的な部屋を作ること」が条件となり、「部屋をさらに魅力的に見せて、たくさんの人に周知するPR方法」を学ぶ必要があるわけです。後者の方は写真に関する知識など、他記事でも述べましたので、ここでは前者の「価格設定」についてのアドバイスをさせていただきます。

宿泊料金を固定にせず、条件に応じて高低をつけるホストも出現中。 ルールさえ決まればシンプルだし、ゲストにもホストにもメリットが多い!

価格設定のワンポイントアドバイス

運営に慣れるまでは一定価格でよいかもしれませんが、運営に慣れてきたら稼働率に応じた料金プランを用意するのもアリです。
ホテル・旅館でベーシックなのは平日・週末の各プランです。
それ以外にも、航空会社でよくある事前予約割り引きも導入しやすいのでオススメです。
また、海水浴やスキーといった季節もののアクティビティが人気のエリアなら、シーズンオフ割り引きなども導入できるでしょう。
もちろん、スポーツの大会をはじめとしたイベントによって稼働率が高まる場合は料金を上げるのも一手です。
なお、いずれのプランもこまめに導入できるよう、「※宿泊料金は変更される場合があります」などの文言を紹介ページのどこかに加えておく方がベターです。

民泊が増えると予想される今後は、臨機応変な価格調整に四苦八苦させられるかもしれません。
理想は、宿泊客が満足できる部屋をご自身が納得できる価格で提供し続ける状況ではないでしょうか。
他のホストの一挙手に惑わされない安定した運営術を身につけましょう。