そもそも民泊がここまで拡大した背景は?ビジネス・観光を目的とした訪日客数が急増!

宿泊客数の増加によって民泊のニーズも急上昇!

民泊が急増した要因として、訪日外国人客数の高まりが上げられます。
アジア圏における経済の発展、LLCの路線網の充実、ビザの発給緩和、そして円安による爆買いブーム…など、ここ数年間だけでもたくさんのキッカケがありました。
さらに、今後は東京オリンピックも控えていることを考えると、この傾向がさらに持続するに違いありません。
なお、2015年の訪日外国人客数は1600万人以上。
2013年よりも600万人も増加した計算となります。
こうした社会的な背景から、民泊ビジネスはさらに拡大・発展すると考えられます。

最近、ホテルの予約が取りづらいような…。 訪日外国人の増加は日本のビジネスマンにも影響が!

宿泊施設の稼働率の現状

訪日外国人数の増加は日本経済に潤いをもたらすビジネスチャンスでもあります。
しかし、あまりの急増ぶりに宿泊業者の準備が追い付かず、宿泊客の多い三大都市圏のホテルの稼働率は80パーセント以上とほぼピークに達しているのが現状です。
特に、東京は旅館でも60パーセント以上の稼働率、週末に関していうと「ほぼフル」の稼働率をマークしています。
こうなると、日本の観光客・ビジネス客も、宿泊を兼ねた遠出も躊躇せざるを得ない状況が発生します。
ビジネスチャンスである訪日外国人数の増加が、ビジネスを停滞させる…。こんなジレンマを解消させるビジネス手法の一つとして、民泊への期待感が高まっています。

訪日外国人数の増加は日本の経済にとって嬉しい傾向ですが、宿泊施設のキャパシティ不足が悩みどころです。
ホテル・旅館が軒並みフルに近い稼働率が続いており、受け入れを断らざるを得ない機会も増えているようです。
お手軽な民泊に注目が集まるのも、当然の話ですね。